― 在学生・受験生の問い合わせも、教職員の学内の質問も。AIチャット&検索サービス「chai+(チャイプラス)」を導入した教育(高等教育/教育関連・学習支援)の実測データ
履修登録、証明書の発行、奨学金、学内システムのログイン方法——大学・教育機関の窓口には、毎年同じ時期に、同じような質問が一気に押し寄せます。新学期や入試の時期は窓口に行列ができ、メールや電話の返信は数日待ち。しかも学生が困るのは、窓口が閉まっている夜や休日であることも少なくありません。
本シリーズ「業種別・AI導入事例レポート」では、chai+を導入した各業種の実測データ(回答率・削減効果・導入期間)を、公開情報にもとづいて整理します。第3回は教育(高等教育/教育関連・学習支援)。学生対応と教職員の学内業務の両方を、chai+でどう軽くできるのかを数字で読み解きます。
※ 出典:chai+公開情報。回答率は教育(高等教育/教育関連・学習支援)業種の実測値(1,885/2,090件)。
教育機関の問い合わせは、学事暦に合わせて大きく波打つのが特徴です。4月の新学期や履修登録期、試験期、入試・出願期には、「履修の取り消し方法は?」「在学証明書はどこで発行できる?」「奨学金の申請期限は?」「学内Wi-Fiにつながらない」といった定型的な質問が集中します。内容の多くは学内サイトや要項に書かれていても、“どこに書いてあるか分からない”ために窓口へ問い合わせが来るのが実情です。
chai+の公開情報でも、教育分野での活用例として「在学生向け問い合わせ窓口、生協への質問対応、一般顧客向け教材に関する問い合わせの自動化」が挙げられています。学生だけでなく、生協や教材の問い合わせまで、教育に関わる窓口は幅広いのです。
もう一つの課題は、教職員どうしの学内の問い合わせです。学内規程、事務システムの操作、経費や出張の手続き——異動の多い職場では、こうした知識が特定のベテラン職員に偏りがちです。chai+のブログ「RAGで「生き字引」的な社員を再現し、社内ナレッジを組織の力に!」は、この状態をこう指摘しています。
FAQを整えようにも、「質問を考える時間がない」「回答の正確性を担保しにくい」「ドキュメントが散在している」という壁があります(chai+ブログ「FAQは「作る」から「生成する」時代へ」)。
chai+は、学生・受験生への対応と、教職員の学内ヘルプデスクを一つのAIでカバーします。教育機関での主な使いどころは次のとおりです。
学内サイトのチャットで、履修・証明書・奨学金・学内システム・入試日程などの質問に24時間・自動で即答。回答は要項や学内規程などの文書を根拠に生成します。窓口が閉まった夜間や休日でも、学生は自分で答えにたどり着けます。
生協への質問や、教材に関する問い合わせも同じ仕組みで自動化できます。FAQは特許第7823852号のFAQ自動生成で、既存の要項・マニュアルから質問と回答の候補をつくり、職員が承認したものだけを公開できます。
教職員向けには、学内規程・事務システムの操作・経費や出張の手続きなどの質問に、AIが学内文書を根拠に即答します。ベテラン職員に質問が集中する状態をやわらげ、異動や退職があっても知識が組織に残ります。閲覧権限は部署・役職別に制御でき、プロンプトテンプレートでプロンプト作成時間を45%削減(chai+公開値)。資料や通知文の作成も支援します。
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施策 |
内容 |
支える技術 |
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在学生・受験生対応 |
履修・証明書・奨学金・学内システム・入試日程を24時間即答 |
RAG/トリプル検索(特許7851525) |
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生協・教材の窓口 |
生協への質問、教材に関する問い合わせを自動応答 |
RAG/FAQ自動生成(特許7823852) |
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教職員の学内ヘルプデスク |
学内規程・事務システム・経費手続きの質問に即答 |
RAG/権限制御 |
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学内生成AI・文書作成 |
通知文・資料・マニュアルの作成を支援 |
マルチモデル(GPT/Claude/Gemini) |
回答の正確さを支える検索技術は、特許解説「トリプル検索とは?RAGの誤回答を減らす3段階ハイブリッド検索」で詳しく紹介しています。
chai+の公開情報(導入企業一覧)では、教育機関として札幌大学が導入機関に挙げられています。
出典:chai+公開の導入企業一覧
※ 本記事の数値は教育業種全体の公開実測値です。特定機関の個別成果として公表されたものではありません。
chai+の公開情報(実績カルーセル)では、教育(高等教育/教育関連・学習支援)業種の回答率は90%(1,885件/2,090件)。あわせて、次のような効果が示されています。
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指標 |
数値 |
出典・条件 |
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回答率(教育) |
90%(1,885/2,090件) |
chai+公開情報(業種別実測値) |
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対応工数の削減 |
約90%削減 |
chai+公開情報 |
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業務負担の削減 |
約60%削減 |
chai+公開情報 |
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学内プロンプト作成時間 |
45%削減 |
chai+公開値(社内生成AI活用) |
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回答精度 |
96%以上 |
2026年時点・学習データが整備された条件下 |
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総合回答率(実運用) |
業種により81〜96% |
chai+公開情報 |
数字は“条件込み”で読むのが正しい見方です。回答率は取り込む要項・規程の整備状況に左右されます。
公開値をもとに、効果を試算します(あくまでモデルケースの試算で、実際の効果は問い合わせ件数やデータ整備状況により異なります)。
※ 上記は公開値・仮定にもとづく試算です。件数・工数は自機関の実態に置き換えてご確認ください。
教育機関は、学生の氏名・学籍番号・連絡先・成績といった機微な個人情報を扱います。chai+は、入力データを学習に使わず二次利用もしない運用に加え、個人情報の自動マスキング、部署・役職別の権限・ログ管理、ISO/IEC 27001(ISMS/登録番号 IS 541988)・プライバシーマーク(JIS Q 15001)の第三者認証を備えています。学生向けの公開情報と、教職員だけが見られる学内情報を、権限で分けて運用できます。
導入効果を正しく見積もるため、向き・不向きも整理します。
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向いているケース |
慎重に検討したいケース |
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履修・証明書・奨学金など定型の質問が多い |
成績評価や進路など、個別の判断・相談が中心の対応 |
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新学期・入試期に窓口が混雑する |
要項・規程が整備されておらず参照元がない |
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夜間・休日の質問に対応できていない |
問い合わせ件数が通年で極端に少ない |
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学内規程・事務手続きの知識がベテランに偏っている |
法令・規程上、人が行うべき手続きそのもの |
A. chai+の公開情報では、教育(高等教育/教育関連・学習支援)業種の回答率は90%(1,885/2,090件)です。回答精度は測定条件つきで96%以上、実運用の総合回答率は業種により81〜96%とされています。
A. 使えます。在学生・受験生向けの問い合わせ窓口と、教職員向けの学内ヘルプデスク(学内規程・事務システム・手続き)を、同じchai+で運用できます。閲覧権限は部署・役職別に分けられます。
A. 既存の要項・マニュアルから、FAQ自動生成(特許第7823852号)で質問と回答の候補をつくれます。職員が内容を確認して承認したものだけが公開されます。
A. 入力データは学習に使わず二次利用もしません。個人情報の自動マスキング、権限・ログ管理に加え、ISO/IEC 27001・プライバシーマークを取得しています。
A. 本記事の数値は教育業種全体・サービス全体のchai+公開実測値、または公開値にもとづく試算です。特定機関の個別成果として公表された数値ではありません。
大学・教育機関の問い合わせは、学事暦に合わせて“時期で溢れる”学生対応と、ベテラン職員に“人で偏る”学内の質問という二つの顔を持っています。chai+は、在学生・受験生への24時間の自動応答と教職員向けの学内ヘルプデスクを一つのAIで担い、公開情報では教育業種の回答率90%(2,090件中1,885件をAIが回答)・対応工数約90%削減という成果が示されています。精度は特許技術(トリプル検索・FAQ自動生成)が、安全性はISMS・プライバシーマークと個人情報マスキングが支えます。
シリーズの前回「建設・不動産のAIチャットボット導入事例」もあわせてご覧ください。自機関の問い合わせ状況での試算やデモをご希望の場合は、chai+へお問い合わせください。
出典・参考
※ 本記事の数値は2026年10月時点のchai+公開情報、または公開値にもとづく試算です。回答率・回答精度等は測定条件つきの指標で、実運用の効果は業種・データ整備状況により異なります。chai+はデフィデ株式会社が提供するサービスです。
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