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ボイスボットの費用相場と比較のポイント|料金の内訳・課金方式・見積もりで確認すること【2026年版】

作成者: chai+広報部|Nov 4, 2026, 9:29:53 AM


 ボイスボットの費用は、導入時の初期費用と、毎月の基本料金・通話量に応じた従量料金・電話番号の費用の組み合わせで決まる。公式に料金を公開している例(2026年11月時点)では、小規模な電話窓口向けのAI電話サービスに月額数千円台からのプランがあり、電話番号の維持費と従量料金が別にかかる。法人の窓口向けのサービスは、基本料金と受電時間などに応じた従量料金を組み合わせ、要件を聞いたうえで見積もる形が多い。比べるときは月額の基本料金だけで判断せず、自社の通話量を当てはめた月額の総額と、初期の設定・連携の費用まで含めて比べることが大切である。

 

 


本記事では、ボイスボットの費用の内訳、公式に料金を公開している例、課金方式の違い、見積もりで確認すること、費用対効果の考え方を順に解説する。IVRとボイスボットの違いや、機能面の選び方は「AI問い合わせ自動化とは?チャットボット・IVR・AIボイスボットの違いと選び方」で解説している。

 

この記事の要点

 

✓ボイスボットの費用は、初期費用・基本料金・従量料金・電話番号の費用の4つと、オプション料金で構成される
✓料金を公開しているサービスでも、電話番号の維持費や従量料金は基本料金とは別にかかることが多い
✓法人の窓口向けのサービスは、通話量や連携の要件を聞いたうえで見積もる形が多い
✓比べるときは、自社の月間着信数と平均通話時間を当てはめた月額の総額で比べる
✓費用対効果は、ボイスボットが一次対応する件数と、その対応にかかっていた人の時間で考える

 

 

ボイスボットの費用は何で決まるのか

 

ボイスボットは、電話の着信にAIが応答し、用件の聞き取りや案内、予約の受付、担当者への転送などを行う仕組みである。費用は、導入時に一度かかるものと、毎月かかるものに分かれる。

 

ボイスボットの費用は、導入時にかかる初期費用と、毎月かかる基本料金・通話量に応じた従量料金・電話番号の費用・オプション料金の組み合わせで決まることを示した図。 導入時に一度かかる 初期費用 応答の流れや回答内容の設定、電話システムとの接続 毎月かかる 基本料金使う量にかかわらず固定 従量料金通話時間・着信件数・転送など 電話番号番号の維持費、番号の種類 このほか、分析や多言語などのオプション料金がかかる場合がある 図1:ボイスボットの費用の内訳
※画像はイメージです。

 

費用の項目 中身 金額を左右するもの
初期費用 応答の流れ(シナリオ)や回答内容の設定、電話システムとの接続 自動化する用件の数、既存の電話システムとの連携の有無、設定を自社で行うか任せるか
基本料金 サービスの利用料。通話量にかかわらず毎月かかる プラン(使える機能、利用者数、拠点数)
従量料金 実際に使った分の料金 着信件数、通話時間、転送した時間など、何を単位に数えるか
電話番号 ボイスボットが受ける電話番号の維持費 番号の種類(050番号、市外局番、フリーダイヤルなど)と本数
オプション 分析、データの書き出し、外部システム連携など 必要な機能がプランに含まれているか

 

 

公式に料金を公開している例(2026年11月時点)

 

ボイスボットは、料金を公開せず見積もりで決めるサービスが多い。ここでは、公式サイトに料金の記載があるものを、費用の構成がわかる例として紹介する。金額は、2026年11月4日時点で各社の公式サイトに記載されていたものである。金額やプランは変わることがあるため、検討の際は各社の最新の情報を確認してほしい。

 

サービス 公式に記載されている料金
(2026年11月4日時点)
基本料金とは別にかかるもの
アイブリー
(AI電話)
フリー:着信30件まで月額0円
スターター:月払い3,980円〜/月
スタンダード:月払い6,480円〜/月
アドバンス:月払い10,480円〜/月
(いずれも税抜。年払いの設定あり)
電話番号の維持費、従量の利用料金。分析などのオプションは月額で追加
AmiVoice ISR Studio
(ボイスボット)
トライアルプラン:初期費用0円〜、基本料金30,000円/月(10,000円分までの利用料金を含む)
標準プラン:初期費用・基本料金・利用料金とも要問い合わせ(基本料金は月額制、利用料金は受電・転送時間などに応じた従量制)
(税込・税抜の記載なし)
トライアルは基本料金の範囲を超えた分の従量料金、運用サポートが必要な場合の費用。標準プランはその他の費用が発生する項目あり
chai+
(Full Duplex AIボイスボット)
通話量・機能要件に応じた月額プラン(金額は要問い合わせ) 要件に応じて見積もり

 

出典:アイブリー 料金プラン、AmiVoice ISR Studio、chai+ Full Duplex AIボイスボット(いずれも2026年11月4日に確認)。AmiVoice ISR Studioのトライアルプランは、実際の環境でテスト導入する場合などに適用される期間限定のプランと案内されている。

 

この3つを見ても、料金の決め方は大きく違う。小規模な電話窓口向けのサービスはプランごとに基本料金を公開し、電話番号と通話量の分を別に加える形をとっている。一方、コールセンターや複数拠点の窓口を想定したサービスは、通話量や連携の要件によって費用が大きく変わるため、ヒアリングと見積もりで金額を決める形が多い。「ボイスボットの相場は月額いくら」と一言で言えないのは、このためである。

 

 

課金方式の違いと、向いている窓口

 

ボイスボットの月額費用は、固定の基本料金と、使った分の従量料金の組み合わせで決まる。どちらの比重が大きいかで、向いている窓口が変わる。

 

基本料金が中心の課金は通話量が安定している窓口に向くが使わない月も固定費がかかる。従量料金が中心の課金は通話量が少ない、または波がある窓口に向くが繁忙期に費用が増える。比べるときは想定する通話量で月額の総額を出すことを示した図。 基本料金が中心 向いている窓口 通話量が多く、 月ごとの差が小さい 気をつけること 通話が少ない月も 固定費がかかる 従量料金が中心 向いている窓口 通話量が少ない、 または季節で波がある 気をつけること 繁忙期や長い通話で 費用が増える 想定する通話量で、月額の総額を出して比べる 図2:基本料金が中心の課金と、従量料金が中心の課金の違い
※画像はイメージです。

 

基本料金が中心の課金は、毎月の費用が読みやすい反面、通話が少ない月も同じ費用がかかる。従量料金が中心の課金は、使った分だけ払うので小さく始めやすいが、繁忙期や通話が長くなる用件が多いと費用が増える。そのため、比べるときは次の式で、自社の通話量を当てはめた月額の総額を出す。

 

月額の総額 = 基本料金 + 従量料金(月間着信数 × 平均通話時間 × 単価、など) + 電話番号の維持費 + オプション料金

 

繁忙期と閑散期の差が大きい業種では、通話量が多い月と少ない月の両方で計算しておくと、年間の費用の幅がわかる。

 

 

見積もりで確認すること

 

見積もりを依頼する前に、次の数字と条件をそろえておくと、複数のサービスを同じ条件で比べられる。

 

確認すること 理由
月間の着信数と平均通話時間 従量料金を見積もる前提になる。繁忙期と閑散期の数字もあるとよい
従量料金の単位 着信1件ごとか、通話1分ごとか、転送した時間も数えるかで、同じ通話量でも金額が変わる
電話番号の種類と費用 今の代表番号をそのまま使えるか、新しい番号を発行するか。番号の種類によって使えるプランが変わることがある
既存の電話システムとの接続 PBXやコールセンターのシステムとつなぐ場合、接続の費用と期間が初期費用に加わる
設定と変更の費用 応答の流れや回答内容を自社で変更できるか、変更を依頼すると費用がかかるか。運用サポートが別料金かも確認する
有人への転送 転送の条件、転送中の通話が従量料金の対象になるか、担当者に通話の要約を渡せるか
オプションの要否 分析、多言語、データの書き出し、外部システム連携など、必要な機能がプランに含まれているか
試験導入と契約の条件 トライアルの有無と期間、最低利用期間、導入までの期間

 

 

費用対効果の考え方

 

ボイスボットの費用対効果は、「ボイスボットが一次対応する件数」と「その対応にかかっていた人の時間」で考える。月間の着信数のうち、ボイスボットで完結する用件(営業時間や場所の案内、予約の受付・変更、用件の聞き取りと転送など)がどれだけあるかを数え、その件数に1件あたりの対応時間を掛けると、人の手から離れる時間の目安が出る。夜間や休日の電話に人を置いている場合は、その時間帯の対応も比較に入れる。

 

chai+では、試算モデルとして、月5,000件の電話対応のうち一次対応の70%を自動化した場合に、必要なオペレーターが3人から1人になり、年間816万円のコスト削減になる例を示している。あくまで条件を置いた試算であり、自社の着信数と対応時間に置き換えて計算してほしい。詳しい試算の考え方は「コールセンターの人件費、年間数千万円を削減できる方法」、自社の数字での試算は導入効果の試算ページで確認できる。

 

なお、文字で答えるAIチャットボットの費用相場は「AIチャットボットの費用相場」で解説している。電話とWebの両方の問い合わせを減らしたい場合は、あわせて比べてほしい。

 

 

chai+ AIボイスボットの料金と導入

 

chai+のFull Duplex AIボイスボットは、デフィデ株式会社が提供する、AIが話している途中でも人が話せる双方向同時音声対話(Full Duplex)に対応したボイスボットである。料金と導入については、公式ページで次のように案内している。

 

  • 料金:通話量・機能要件に応じた月額プラン
  • 電話番号:電話番号を発行してAIが直接受電するため、既存の電話システムをそのまま活用できる
  • 既存の電話システムとの連携:SIP/VoIPプロトコルを通じて主要なPBXや電話システムと接続でき、クラウド型・オンプレミス型のどちらにも対応
  • 導入期間:標準的な期間は2〜4週間(既存システムとの連携内容によって変わる)。最短3営業日でプロトタイプを作成でき、業務の流れを体験してから検討できる
  • 有人への引き継ぎ:範囲外の問い合わせを検知して有人オペレーターへ引き継ぎ、通話内容の要約を渡すこともできる
  • 回答の仕組み:RAG(検索拡張生成)で社内のナレッジを参照して回答する。方言や専門用語への対応は辞書登録機能で強化できる

 

業種ごとの活用方法は、ホテル・レジャー、不動産・建設業、病院・クリニックの特設ページで紹介している。

 

 

まとめ:ボイスボットの費用は「月額の総額」と「初期の連携」で比べる

 

ボイスボットの費用は、初期費用・基本料金・従量料金・電話番号の費用と、オプション料金の組み合わせで決まる。料金を公開しているサービスでも、電話番号の維持費や従量料金は別にかかることが多く、法人の窓口向けのサービスは要件を聞いたうえで見積もる形が多い。比べるときは、自社の月間着信数と平均通話時間を当てはめた月額の総額と、既存の電話システムとの接続や設定にかかる初期の費用まで含めて比べ、費用対効果は一次対応できる件数と人の時間で考えるとよい。

 

chai+の機能と導入の流れは、AIボイスボットのページから資料をダウンロードして確認できる。

 

 

ボイスボットの費用に関するよくある質問

 

Q. ボイスボットの費用は何で決まりますか?

A. 導入時の初期費用と、毎月の基本料金、通話量に応じた従量料金、電話番号の費用の組み合わせで決まります。分析や外部システム連携などのオプション料金がかかる場合もあります。

 

Q. ボイスボットの料金の相場はいくらですか?

A. 料金を公開せず見積もりで決めるサービスが多いため、一言では示せません。公式に料金を公開している例(2026年11月時点)では、小規模な電話窓口向けのAI電話サービスに月額数千円台(税抜)からのプランがあり、電話番号の維持費と従量料金が別にかかります。法人の窓口向けのサービスは、通話量や連携の要件によって金額が大きく変わります。

 

Q. ボイスボットを比較するときは、何を基準にすればよいですか?

A. 基本料金だけで比べず、自社の月間着信数と平均通話時間を当てはめた月額の総額で比べます。あわせて、従量料金の単位、電話番号の費用、既存の電話システムとの接続費用、設定を変更するときの費用も確認します。

 

Q. ボイスボットの導入費用を抑えるにはどうすればよいですか?

A. 最初は件数の多い定型の用件に絞って自動化し、効果を確かめてから対象を広げる方法があります。トライアルやプロトタイプで実際の通話を試してから契約すると、必要な機能と通話量を見極めやすくなります。

 

Q. ボイスボットの費用対効果はどう考えればよいですか?

A. ボイスボットで完結する用件の件数に、1件あたりの対応時間を掛けて、人の手から離れる時間を見積もります。夜間や休日に人を置いている場合は、その時間帯の対応も比較に入れます。

 

Q. chai+のAIボイスボットの料金はいくらですか?

A. 通話量・機能要件に応じた月額プランで提供しています。金額は資料ダウンロードまたはお問い合わせで案内しています。標準的な導入期間は2〜4週間で、最短3営業日でプロトタイプを作成できます。

 

 

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